秋なので
読書の秋・芸術の秋 にからめてブログします。
読書の秋
好きな本のリストの中に
『利休にたずねよ』という作品があります。
タイトルのとおり、千利休が主人公の物語です。
少し古い本です。
第140回(平成20年度下半期) 直木賞受賞
歴史は得意ではなく…
この本に触れるまでは”利休”といえば
秀吉に切腹を命じられた茶の湯の人、程度の理解度(笑)
この本に惹かれたのは装丁
特にタイトル文字の筆文字が
物語の主人公 利休の”人となり”を表しているのだろうと、
目を惹く儚げに描かれた宗旦木槿(そうたんむくげ)
※花が違っていたらすみません
背景に溶け込む紫の花との対比が多少恐ろしく
読み終えて改めて見ると頷けた記憶があります。
しばらくは
その利休に逢いたくて逢いたくて
物語の中の利休の存在感がずっとついてまわっていて
困った。
※作家宮部みゆきさん 解説
「作者は利休に、何を『たずねよ』と呼びかけているのか。一人ひとりの読者によって、この<解>は異なるかもしれません。これこそが小説の醍醐味です」
芸術の秋
古い本を思い出したのは、名碗を見る機会があったからだと思います。
利休が弟に贈った漆黒の名碗にも触れてきました(もちろん目視で…)
(長次郎作 黒樂茶碗 銘 万代屋黒)
●ページTOP 国宝「白楽茶碗 銘 不二山」本阿弥光悦作
●ポスター 「赤楽茶碗 銘 障子」本阿弥光悦作