こんにちは
Webマーケティング部の斉藤です。
突然ですが、自分の名字の由来を調べたことはありますか?
私は名前の由来は子供のころ学校の課題で両親に聞いたりしましたが、
名字までは調べたことはありませんでした。
ある日、「斉藤」「斎藤」「齋藤」…
自分宛のメールに、いろいろな「サイ」の字が使われていて、
ふと、その違いが気になったので調べてみました。
まずサイトウという名字について、
もとを辿ると平安時代、歴史の授業でよく出てくる、藤原氏まで遡るそうです。
この時代はほとんどが藤原姓だったらしく、
その中で区別をつけるために、新しい名字を名乗り始めたそうです。
そんな藤原氏の一人、藤原叙用(もちのぶ)氏は
伊勢に置かれた「斎宮寮」(さいぐうりょう)という役所の長官を務めていました。
この人物が、自分の役職の「斎」と藤原の「藤」をとって、
「斎藤」を名乗ったのが始まりだそうです。
ちなみに他の「藤」の字がつく苗字も大体もとを辿ると、藤原氏一族が、
住んでいる地名や職業と「藤」の字を合わせたことが始まりのものが多いそうです。
そして、いろいろな種類の「サイ」の字について、
時代は明治まで進みます。
明治になると、国民全員が名字を名乗るようになり、多くの人々が役所に行き、名字を申請したそうです。
このとき人々は口頭で名字を伝え、役人が書類に記入していきました。
記入した役人によって旧字体で書いたり、書き間違えたりしたため、
様々なサイトウが生まれたそうです。
文字によって細かな由来の違いがあるものだと思っていたので、
とても単純な理由で驚きました。
ちなみに、私は一番簡単な字の「斉藤」ですが、
これも元々の「斎藤」の書き間違いなんだとか…。
みなさんも、自分の名字について調べてみてはいかがでしょうか?