「なんかさ、いいアイデアない?」
「あの人ってアイデアマンだよねー」
アイデアとは、特別なもの。
選ばれし人が産み出す「特殊能力」だと思ってませんか?
違います。
あなたも、あなたも、あなたも。ほぼ毎日生み出しているものです。
例えば、料理。
家の冷蔵庫にまだアレがあるから、今夜はコレを買って帰ってソレをつくろう!
とか考えますよね。
まさにそれこそが正真正銘の「アイデア」
何もないところからみんながびっくりするような
おもしろいことを思いつく人なんていません。
たいていのアイデアは
既にあるものの「組み合わせ」です。
AとBの組み合わせはよくあるけど、
あえて「G」を組み合わせたらすごくおもしろいものになった。
「なるほど、この組み合わせがあったか!」
それがアイデアです。
だから、ちびっ子からおじいちゃんおばあちゃんまで、
日々、無数にアイデアを生み出している。
例えば、世界初のスマートフォンを開発したのはどこか知ってますか?
Apple?
違うんです。
iPhone登場よりはるか前、1996年に、フィンランドのメーカーNOKIAが開発した
「Nokia 9000 Communicator」がスマートフォンの元祖と言われています。
※Wikipediaより
このNOKIAの発想に、スティーブ・ジョブスが
Appleならではのデザイン性や使いやすさをプラスした。
AにBではなく、JやPやKを足してX(iPhone)の発想を産み、
市場を席巻したのです。いい意味でパクったのね。ジョブス。
既存のものの「意外な組み合わせ」その中から、新たな価値を提示し
誰かを幸せにするイノヴェーション「ビッグアイデア」が生まれるんです。
…あ、家に鶏肉とヨーグルトの残りがあるな。
あれをソテーにして、カレー粉を使ったヨーグルトソースを
かけて食べてみよう。